メダカ「ネプチューン」の特徴を徹底解説

「メダカ ネプチューン」について調べているあなたは、きっとこの美しいメダカが持つ独特の魅力や飼育方法に興味をお持ちでしょう。

特に、全身に散りばめられた青いラメの輝きや、見る角度によって変化する色合いは、多くのメダカ愛好家を魅了しています。

新しく作出された高級品種であるネプチューンメダカは、その神秘的な外見だけでなく、作出の背景や飼育のポイントも知ることで、より深くその魅力を感じていただけるはずです。

この記事を読むことで、以下の点について理解を深められます。

  • ネプチューンメダカの基本的な特徴と外見の魅力
  • 作出に関わった品種とその影響
  • 飼育環境の選び方と観賞のポイント
  • 市場での価値と入手状況

メダカ「ネプチューン」の基本的な特徴と魅力

  • ネプチューンメダカとは
  • 全身に広がる青いラメの輝き
  • 見る角度で変わるラメの色味
  • ヒレ光が織りなす光沢感
  • 新しい高級品種としての位置付け
  • 交配に関与した品種とその影響

ネプチューンメダカとは

ネプチューンメダカは、2023年に作出されたばかりの比較的新しい品種です。

このメダカは、その名の通り海王星を思わせるような、全身にびっしりと入る青いラメが最大の特徴です。

特に頭部の青い発色は非常に強く、青系のメダカの中でも群を抜いて目を引きます。

作出当初は高値で取引されており、現在でも多くのメダカ愛好家から注目を集める高級品種の一つと言えるでしょう。

全身に広がる青いラメの輝き

ネプチューンメダカの最も際立った特徴は、全身に広がる青いラメの輝きです。

このラメは非常に密度が高く、特に頭部においてはその青色が強く発色します。

一般的な青系メダカでは見られないような、鼻先まで伸びる青い表現がネプチューンの大きな魅力です。

また、このラメは光の当たり方や見る角度によって、青だけでなくゴールドやシルバーのような色味に変化することがあり、様々な表情を楽しむことができます。

見る角度で変わるラメの色味

ネプチューンメダカのラメは、見る角度によって色味が変化するという独特の特性を持っています。

これは、ラメの粒子が光を反射する角度によって異なるためです。

例えば、上から見下ろした時と、横から見た時とでは、ラメの輝き方や色合いが異なって見えることがあります。

このような多角的な美しさは、ネプチューンメダカの観賞価値を一層高める要素となっています。

ヒレ光が織りなす光沢感

ネプチューンメダカは、全身の青いラメに加えて、ヒレに光沢が出る「ヒレ光」の形質も併せ持っています。

これにより、メダカ全体が強い光沢感を放ち、青系の品種の中では屈指の輝きを誇ると言えるでしょう。

特に横見で観察すると、ヒレ光の鮮やかな発色がより際立ちます。

体全体のラメとヒレ光の組み合わせが、ネプチューンメダカの神秘的な雰囲気を醸し出しているのです。

新しい高級品種としての位置付け

ネプチューンメダカは、2023年に作出されたばかりの新しい品種でありながら、その登場とともに高値で取引されるようになりました。

これは、その独特の美しい外見と希少性が高く評価されたためです。

メダカ市場においては、作出が難しく流通量が少ない品種や、親の特徴が子孫に受け継がれにくい(固定率が低い)品種は、一般的に高価になる傾向があります。

ネプチューンメダカは、その輝きと希少性から、多くのメダカ愛好家にとって憧れの高級品種となっています。

交配に関与した品種とその影響

ネプチューンメダカの作出には、「宮桜」「ヒミツヘイキ」「サボテン」という三つの人気ラメ系品種が関与しています。

宮桜の影響

宮桜は、柿色と青ラメのコントラストが美しい複雑な発色を持つ品種です。

夜桜の派生系である夜桜ゴールドから、ラメ重視で改良が重ねられて作出されました。

ネプチューンメダカが見る角度によって複雑な発色を見せるのは、宮桜の血が影響していると考えられます。

ヒミツヘイキの影響

ヒミツヘイキは、ラメ王と忘却の翼の交配から作出された品種です。

特にラメ王から受け継いだギラギラと光る大粒のラメが特徴です。

ヒミツヘイキは普通体型のメダカですが、その大粒ラメの特性がネプチューンメダカにも引き継がれていると言えるでしょう。

サボテンの影響

サボテンは、緑色のラメが個性的な品種であり、松井ヒレ長緑光の変わり個体との掛け合わせによって緑ラメという特殊な色付きラメを確立した品種です。

ネプチューンメダカの大粒のラメや、背中に見られる緑色のラメは、このサボテンメダカに由来する要素を強く持ち合わせていると考えられます。

これらの品種を掛け合わせることで、ネプチューンメダカは青を基調としながらも、見る角度によって様々な色合いに変化する複雑なラメ表現を実現しています。

また、作出者であるメダカ屋サバンナさんによると、サボテンを掛け合わせたことで、産卵量が多く、固定率も70%程度と比較的高い品種になったとのことです。

これにより、一般のメダカ愛好家でも飼育や繁殖がしやすいというメリットが生まれています。


メダカ「ネプチューン」の飼育と観賞スタイル

  • 観賞に適した飼育環境
  • 推奨される観賞スタイル
  • 飼育のしやすさと固定率
  • 交配元の特徴と遺伝
  • ヤフオクでの初出品価格

観賞に適した飼育環境

ネプチューンメダカの美しい体色とラメを最大限に引き出すためには、飼育容器の色選びが重要になります。

青体色やラメ系の品種は、黒系の容器で飼育することでその発色が引き締まって見えます。

例えば、黒いタライやNVボックスを使用すると、メダカの青い体色がより鮮やかに映え、ラメの輝きも際立つでしょう。

これは、黒色が背景となることで、メダカ自体の色が際立つコントラスト効果によるものです。

水温は5~28℃が適正とされており、一般的なメダカと同様に飼育しやすい品種と言えます。

推奨される観賞スタイル

ネプチューンメダカは、全身にギラギラとしたラメが入り、さらにヒレ光の形質も持ち合わせているため、基本的に上見での観賞がおすすめです。

上見で見ることで、メダカの背中全体に広がるラメの密度と輝きを存分に楽しむことができます。

しかし、ヒレに鮮やかな光が乗る「ヒレ光」は、横見でも十分にその輝きを楽しむことが可能です。

横見のほうがヒレ光の発色が分かりやすい傾向にありますので、異なる角度から観賞することで、ネプチューンメダカの多様な魅力を発見できるでしょう。

飼育のしやすさと固定率

ネプチューンメダカは、適切な水温管理や一般的なメダカ用餌で飼育が可能であり、飼育自体は比較的容易な部類に入ります。

しかし、親と同じ表現を持つ子を累代維持していくためには、選別の重要性が高くなります。

これは、オーロラ系品種が交配に用いられているため、子の表現にバラつきが生じやすい特性があるからです。

作出者によると、ネプチューンメダカの固定率は約70%とされており、これは比較的高い数値ではありますが、より理想的な個体を求める場合は、適切な選別眼が必要となります。

交配元の特徴と遺伝

前述の通り、ネプチューンメダカは「宮桜」「ヒミツヘイキ」「サボテン」の3品種の交配によって作出されました。

これにより、それぞれの品種が持つ特徴がネプチューンメダカに遺伝しています。

複雑な発色の遺伝

宮桜からは、多色ラメが織りなす複雑な発色が遺伝していると考えられます。

これにより、ネプチューンメダカのラメが単なる青色だけでなく、角度によって様々な色味に変化する魅力につながっています。

大粒ラメの遺伝

ヒミツヘイキ、そしてその交配元であるラメ王からは、ギラギラと光る大粒のラメが遺伝しています。

これにより、ネプチューンメダカの全身に密に入った豪華なラメ感が形成されています。

緑ラメとヒレ光の遺伝

サボテンからは、特徴的な緑色のラメと、名前の由来にもなったヒレ光の形質が遺伝しています。

ネプチューンメダカの背中に見られる緑色のラメや、胸ビレの先に光が入る特徴は、サボテンの遺伝子が大きく影響していると考えられます。

このように、複数の人気品種の優れた特徴を組み合わせることで、ネプチューンメダカは青を基調としながらも、多角的な輝きと光沢感を併せ持つ唯一無二の存在となっています。

ヤフオクでの初出品価格

ネプチューンメダカは、2023年7月26日にヤフオクで初出品され、大きな話題となりました。

オス1匹とメス2匹のトリオで出品された結果、最終的に601,000円という高値で落札されました。

これは、同時期に話題となった「ブルームーン」の100万円以上には及ばないものの、非常に高額な取引であり、ネプチューンメダカの希少性と観賞価値の高さを示しています。

品種名 初出品年 形態 落札価格
ネプチューン 2023年 オス1匹+メス2匹 601,000円
ブルームーン 不明 不明 1,000,000円以上

初出品時は高額でしたが、今後少しずつ市場に流通量が増えていく可能性も考えられます。

メダカ屋サバンナさんの今後の出品や、メダカくじの特賞として登場する可能性も期待されています。

メダカ「ネプチューン」の特徴まとめ

  • 2023年に作出されたばかりの新しい高級品種
  • 全身にびっしりと入る青いラメが最大の特徴
  • 特に頭部の青い発色が非常に強い
  • 見る角度によってラメの色味が変化し、多様な色合いを楽しめる
  • ヒレに光沢が出る「ヒレ光」の形質も併せ持つ
  • 全体的に光沢感が強く、青系品種の中では屈指の輝きを誇る
  • 作出には「宮桜」「ヒミツヘイキ」「サボテン」の3品種が関与
  • 黒系の容器で飼育すると、青い体色が引き締まって見える
  • 基本的に上見での観賞がおすすめ
  • 横見でもヒレ光の発色を楽しめる
  • 飼育は比較的容易だが、累代維持には選別が重要
  • 固定率は約70%程度
  • ヤフオクでの初出品価格は60万円を超える高値
  • その神秘的な美しさから、多くのメダカ愛好家を魅了している
  • 観賞価値が極めて高いメダカである

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